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最近の積ん読消化シリーズ。

高橋みなみさんのリーダー論は、期待を上回る実践書というか、
これからリーダー職を目指す人に加え、
女性が在籍する組織をマネジメントする立場にある人は必読だとおもいました。



第一章「リーダーの仕事」の一節、

”女の子は、小さな集団を作りがちな生き物です。この小さな集団のことを、私は”ダマ”と呼んでいるのですが、この”ダマ”がチームの一体感を邪魔する原因になると思います”


女性の比率がある程度ある組織にいたことがある人なら、
この事象はあるあるだと思います。

私も、「”ダマ”をほぐす」という表現の的確さに膝を打ちました。

女の子は習性上その小さな集団を自分の社会の重要単位にしてしまうことが多いので、
同時に、そのダマの特性によって個性や能力の限界値を知らず知らずのうちに創りだしてしまうことが多いです。

組織と個人の能力を最大化しようとした時、
女性が創りだす小さな集団は、適切にほぐしてあげる作業をすることが必要不可欠だと思います。


恐らく日本一女性集団のリーダーとして修羅場をくぐっていて、
(しかも自分もプレーヤーとして)10年近く戦ってきた高橋みなみさんの
女性組織マネジメント論は、
たとえば
・一緒の現場にいて女の子の状態をどう把握してどのタイミングで声をかけるかとか、
・20代で中高生の女の子集団に溶け込みながらも叱る時は叱るモードの切り替え方とか、
かなり具体的。


他にも、前田敦子さんとWセンターだった時に自分はそれに勝てないと悟って
今の役割に徹していくストーリーとか、
コンプレックスとの向き合い方、
卒業に際していきついたリーダー職の最終型、など、


最近フジの「ボクらの時代」で前田敦子さん、指原莉乃さんと3人で対談されているのを見た時も思ったのですが、
高橋みなみさんも3人とも、仕事のスタンスが卓越しているというか、
創生期からAKBというシステムを作り上げながら、
総選挙とかその中のプレイヤーとしても生き抜いてきたからこそ、
他のタレントさんや女優さんとはひと味違った逞しさがあるように感じます。

卒業も間近ですが、芸能界だけにとどまらず、
きっと10年後くらいにはギリ、同年代としてカウントされる世代な気がするので(笑)
日本を代表する女性リーダーとして、これからも大活躍していただきたいです。

リーダー論 (講談社AKB48新書)
高橋 みなみ(AKB48)
講談社
2015-12-22