31歳になりまして、お母さんが最後の記憶はいつだろうぶりくらいにケーキを買ってくれました。





















ケーキを食べながら思ったのは、改めて「30」という数字は、女にとって得体の知れない不気味な力をもっているなあと、20代からのいろいろをなんとなく振り返ってしまいました。


20代前半仕事をはじめてから、頑張る指標として「30の時に自由な選択肢を持つ」という目標から逆算して、実績を積もうとがむしゃらに過ごしていたこと。


その後、20代後半にとても幸せな結婚のご縁があったり、仕事では少し経験値が増えてやりがいやチャンスのサイズが大きくなって「充実感」を実感させてもらったこと。

それでももともと「30歳で見える景色」を強く意識していたせいか、いざ29歳になってそれを目前にしたとき、「30歳以前と30歳以降」、という基軸で自分の人生をめまぐるしく考えなおすことになったこと。
 
29歳と30歳でそれぞれ体調を崩したこともそれに拍車をかけたし、自分でも考えすぎたのかもしれないというくらい悩んで、とにかくここ2年くらいは後悔はないものの、記憶に少しだけ重い空気がのっかっているような日々だったこと。
 
結果として、30歳で離婚を経験し、仕事でも大きな転機を迎えることになったこと。(これはまた書く)


「30歳を基軸にした人生観のスイッチ」が押されたのは、私だけではなくて、なんとなく周囲の友達でもポジティブにもネガティブにもなにかしらの”心境面で”の変化があったのかな、と思う出来事が多かったように思います。 女子から女性になる、というか。


とにかく30歳という1年は、私にとって20代の総決算のようないつもより精神的に少し肩の凝る1年間で、いけないとわかりながら肩の力を抜くことが結局できなかったなーと、思ったりしつつ、
さて31歳になって、その無駄は力はもう抜こうよと20代の私にいわれたような、久しぶりに少しワクワクするようなお誕生日でした、という話でした。